腰痛は身体の使い方で改善できる!その3

根本的な腰痛改善は自分でしましょう!

今回は医療行為とアレクサンダーテクニークの違いについてお話します。

腰痛の対処方法として、マッサージやストレッチ、姿勢矯正などがあります。
凝り固まった筋肉をほぐしたり、体を調整しバランスがよくなることで腰痛が改善されることはあると思います。

私も実際に病院や整体でマッサージや治療、体のバランス調整をしてもらい痛みが軽減することは、何度か実感しています。

しかし、最初は調子がよくても、しばらくするとまた痛みがぶり返してきました。痛んでは通院してのサイクルから抜け出すことができず、7年間悩み続けていました。

その理由は前回述べたように、自分自身が腰痛を引き起こすような動作や姿勢を自らしていたからです。

医療機関で行われることは症状に対する処置であり、痛みを軽減することが主目的とされています。そのため患者は受動的であり、一時的に痛みがなくなっても、自らの身体の使い方や意識はなにも変わっていないため、また今までと同じ腰痛を引き起こすような身体の使い方をするのです。

痛みがひどい場合は、安静にするよう言われることもあります。
休むことで痛みは減るのですが、治ったと思い活動すると再び腰痛になるのは、根本的な身体の使い方が何も変わっていないからです。

具体的な身体の使い方や、その人の習慣に応じた対応策まで指導してくれる所はあまりないかと思います。

 

では、なぜアレクサンダーテクニークの腰痛に有効なのかを説明します。

アレクサンダーテクニークのレッスンでは、自らの習慣に気がつき腰痛を引き起こすような非効率的な身体の使い方を手放すことによって、身体構造上理に適った自然な動きになっていきます。
また全身のバランスがとれた状態での動きを学ぶことで、全体的な身体の使い方が変化します。

例えば地面に置いた荷物を持ち上げて運ぶ時、多くの人が体幹(脊椎)を曲げ伸ばしすることを優先して、上下動をしています。
しかし、脊椎周りよりも下半身の筋肉のほうが強く、骨も大きいため、股関節主体で上げ下げをしたほうが身体の負担は少なく腰痛も起こりづらいのです。

また、これらの身体的な利点をより活かすためには、部分ではなく全身が協調的になる必要があります。
そのためアレクサンダーテクニークでは、頭と脊椎の関係性を主としたプライマリーコントロールに働きかけます。(これが重要!)

細かな内容についてはここでは言及しませんが、医療機関での対応を「治療」だとすれば、アレクサンダーテクニークは自分に対する「教育」ということになります。
別の言い方をすれば、腰痛を引き起こすような自分の使い方を改善することで、腰痛が起こらないようにする「予防策」を学ぶことだとも言えます。

 

ここで誤解がないように言っておきますが、椎間板ヘルニア、脊柱狭窄症や臓器からくる腰痛など痛みの原因が特定できている腰痛に関しては、まず医療機関で治療を受けることをおすすめします。

 

繰り返しになりますが、アレクサンダーテクニークは医療行為ではなく、教育や予防であると考えています。

原因不明とされている多くの慢性的な痛みは、自らの使い方によって生じているものであり、その根本的な解決方法としてアレクサンダーテクニークをおすすめいたします。

またこのテクニークを学ぶことで、その他のことにも活かすことができます。
もしあなたが腰痛の他に肩こりがあるならば、それが自分の使い方から引き起こされていることだと理解するでしょう。
習慣に気がつきそれを手放すことで自分で解決することができます。
体験を通して学び自らを教育することで、生涯使えるあなたの財産になります。

ぜひ、一度レッスンにいらして下さい!

腰痛は身体の使い方で改善できる!その2

その腰痛、実は自分自身が作り出しています!?

今回は一般的に腰痛の原因とされているものの認識が、実は根本的にずれているというお話です。

腰痛の原因が特定されているものとして、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、内臓の病気などがあり、手術が必要になることもあります。

しかし、上記のように痛みの原因が判明しているものは全体の15%しかなく、残りの85%は原因を特定しにくい腰痛とされています。(こちらNHKのサイトにもグラフ付きの記載があります。)

私の腰痛も85%にあたるものです。

 

では、腰痛を引き起こすと思われるような行動やシチュエーションを挙げてみましょう。

・重い荷物の積み下ろしをする

・長時間のデスクワークをする

・立ちっぱなしの仕事をする

・庭の手入れのためにしゃがんだり中腰になったりする

・何時間も楽器演奏に打ち込む

 

などなど、一見するとこれらの作業が腰痛の原因のように思えてきます。

しかし、これがそもそもの腰痛の原因に対する誤認です。

 

実際は作業自体が腰痛を引き起こしているのではなく、それを行うときの自分自身の不適切な身体の使い方が大きな要因なのです。

 

重い荷物を運ぶことや長時間立っている状況が腰を痛めているのではなく、あなたの運び方、立ち方が腰を痛めるような身体の使い方をしているのです。

もし作業(動作)=腰痛の原因であるならば、その作業をする人は全員腰痛になることになります。実際には作業によって腰痛になる人もいれば、ならない人もいるし、腰痛の度合いも様々です。

骨格や筋肉の強さは人それぞれなので、それも関係してきますがマッチョであれば腰痛にならないというわけではありません。

大切なのは腰に負担がかからないような身体の使い方です。
これはすべての活動において言えることです。

先に挙げた椎間板ヘルニアのような腰痛の原因が判明しているものも、元を正せば自分の身体の使い方によって引き起こされることもあります。

もちろん、重すぎるものであったり、疲労の限度を超えるような長時間の場合は話が変わります。
ただ、ほとんどの場合が自らの誤った身体の使い方によって、自分で腰痛を引き起こしているのです。

※補足…何もしてない時に比べ、何か作業をすることによって腰に負荷がかかるのは事実です。その状況で負荷が直にかかる、もしくは増幅するような身体の使い方によって腰痛になるということです。

次回は腰痛に対する治療とアレクサンダーテクニークの関わりについて話します。

腰痛は身体の使い方で改善できる!

慢性的に続く腰痛に悩まされていませんか?

今回から何度かに渡って、アレクサンダーテクニークが腰痛にどのように効果があるかを書いていきます。

プロローグとして自分の経験をご紹介します。

私は15、6歳から7年ほど慢性的な腰痛に悩まされていました。
ひどいときは立っても、座っても、寝ていても痛み続け、どうすることもできず耐えるしかありませんでした。

ドラム演奏の後はほぼ痛くなりましたが、それ以外では特定の行動でというより、気がつくと痛くなっており、それが時間経過と共に悪化していきました。

多くの場合は長時間寝ることで軽減しました。しかし、動きだすとまた痛み始め、その間隔も不規則であったため何が原因で、どうすればよいのか見当もつきませんでした。

長期間、接骨院、整形外科や整体などに通院しましたが、症状が改善されるまでには至りませんでした。
病院では「姿勢が悪いから腰痛になる」「運動不足なのではないか」と言われ、指示されたストレッチや運動に取り組みました。
しかし、どれも効果はあまりなく、なにより効き目の持続性がありませんでした。

では、私がどのように腰痛が改善したかというと、

「アレクサンダーテクニークを学ぶうちに、気がつくと腰痛が起こらなくなった」

のです。
特別に腰痛対策などを学んだわけではなく、気がついたら痛むことが減り、その状態が継続しました。

これでは何も分からないと思うので(笑)、次回からは具体的な腰痛の原因となぜ痛みがなくなったか、医療機関とアレクサンダーテクニークのアプローチの違いなどを説明します。

鎌倉で気軽にアレクサンダーテクニークを体験しよう2

鎌倉で気軽にアレクサンダーテクニークを体験しませんか?

鎌倉市内生涯学習センターでのワークショップのご案内です。

アレクサンダーテクニークが気になる方や、とりあえず受けてみたい方など、どなたでもお気軽にご参加いただけます。

会場は鎌倉市の生涯学習センターを利用するため、格安で体験することができます。
大変お得な機会ですので是非起こしください。 “鎌倉で気軽にアレクサンダーテクニークを体験しよう2” の続きを読む

鎌倉で気軽にアレクサンダーテクニークを体験しよう

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ディレクション(Direction)について解説!その3【アレクサンダーテクニークを学ぶ】

今回も引き続き、ディレクション(Direction)について説明していきます。
※お読みでない方は前回もご覧ください。

前回、ディレクションは「ことば」で表されることが多いが、ただそれを機械的に読み上げても意味がないと言いました。
それでは、どうすれば良いのかを具体的に説明します。

ディレクションは以下の4点で構成されていると考えています。

(1)身体各部位の位置関係の認識

(2)自分と周りの環境との方向的関係性を思うこと

(3)身体構造上有利(機能的)になる動きの方向性を思うこと

(4)上記3点に向けて、心理面もアクティブになること

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ディレクション(Direction)について解説!その2【アレクサンダーテクニークを学ぶ】

前回に引き続きディレクション(Direction)についての内容となります。

今回から私の考えるディレクションについて説明したいと思います。

ディレクションとは「考え、無意識の思い、意識・無意識問わず培ってきたスキルや経験から、自分自身に言っていること」だと考えています。

ディレクション(Direction)は日本語だと「方向性」というようになりますが、これは上下左右などの物理的な方向もあれば、喜怒哀楽などの感情、感覚的、論理的など、思いの向いている方向も含んでいると解釈しています。  “ディレクション(Direction)について解説!その2【アレクサンダーテクニークを学ぶ】” の続きを読む

ディレクション(Direction)について解説!その1【アレクサンダーテクニークを学ぶ】

第3回目のアレクサンダーテクニークを学ぼう!はディレクション(Direction)について説明していきます。

アレクサンダーテクニークを学ぶ上で非常に重要な項目であり、スタイルや教師ごとに最も差異が出やすいものであると思います。

かなりのボリュームのため分割して投稿します。
今回は一般的な意味でのディレクションを説明したいと思います。

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「ことば」のもつ意味ってなんだろう?【アレクサンダーテクニークを学ぶ】

第2回目のアレクサンダーテクニークを学ぼう!のコーナーです。
次回投稿の内容を理解する上で大事なことですので、ぜひお読みください!

 

「ことば」とはなんでしょうか、そして一体どんな意味をもっているのでしょうか?

 

いきなり抽象的な質問になってしまったのですが、哲学的なことが言いたいわけではありません。(笑)
アレクサンダーテクニークを実践する上でとても大切な要素だと思っていますので、今日はこちらについてお話していきます。

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【シドニー】教師のご紹介 アン・フィンレイ【アレクサンダーテクニーク】

こんにちは、西川です。

今日は、前回のグレッグに続いて、アン・フィンレイ(Anne Finlay)をご紹介したいと思います。

アンがアレクサンダーテクニークに関心をもったのは、マイケル・ケルブの著書、「ボディ・ラーニング」を読んだことがきっかけだそうです。 “【シドニー】教師のご紹介 アン・フィンレイ【アレクサンダーテクニーク】” の続きを読む